石井 敬三 自己紹介へ

二世帯住宅のこと

2020/10/28(水) 家づくりのこと

親世代、子世代、そして孫世代が暮らす二世帯住宅

共働きも増え、親世代の介護なども含めて注目されるようになりました

 

まず、二世帯住宅のメリットについてですが

1)子供の面倒を見てくれる

“子世代”は共働きであることも多い現代だからこそ子育ての時間を十分に確保するのも難しくなってきました。

しかし、二世帯住宅にすることで“お子様の面倒を見てくれる”というメリットを得られます。

2)生活のサポートをし合える

子育てのサポートも含め、様々な面で助け合うことが可能になります。

幼稚園・保育園の送迎や、ご飯の支度、買い物などをお互いが助け合うことは生活するうえで非常に大きなメリットと言えます。

また、”親世代”にとっては身体面でのサポートを得られるという安心感もあります。

3)光熱費などの節約にもつながることも

ガス代や光熱費などの基本料金を出し合うことで一軒家に比べると節約につながるということもあります。

 

次に、二世帯住宅のデメリットについては

1)生活習慣の違いによるストレス

親世代と子世代とでは、生活のリズムが異なります。

食事や睡眠、入浴などの時間が異なることは意外とストレスを感じやすいので注意が必要になります。

2)気遣いが大変

ご夫婦どちらかの親と生活するということはどちらかが何かと気を使わざるを得なくなるというのも事実です。

「気を使わなくていいよ!」と言われても家事の負担やお庭の手入れなど何かと気を使う場面も増えそうです。

3)プライバシーの確保

共有するものが増えるからこそお互いのプライバシーを確保するのが大変になるかもしれません。

勝手に洗濯物を片付けてくれる、部屋の掃除をしてくれるなど。

いくら親だからと言ってもプライバシーの確保には注意が必要になります。

 

間取りについては大きく3つのパターンがあります。

1)完全同居型

【メリット】

①他の二世帯住宅に比べると費用が安くなること

②一世帯になった場合に対応しやすい

③お子様のお世話などを任せやすくなる

【デメリット】

①プライバシーの確保が難しい

②電気代費用などの管理が難しい

 

2)部分共用型

玄関などは同じだが基本的に生活するスペースは分離しているタイプの間取りです

【メリット】

①適度な距離を保って生活できる

②完全分離型に比べると費用は抑えられる

【デメリット】

完全分離型に比べてプライバシーの確保はしづらい

 

3)完全分離型

玄関も別、居住スペースも別で階や棟で分けているタイプ

【メリット】

①プライバシーを確保しやすくなる

②光熱費なども把握しやすい

【デメリット】

他の二世帯住宅に比べて費用がかなり高くなる

 

二世帯住宅にはたくさんの良いところ・悪いところがあります

まずは二世帯住宅とはどのようなものかをしっかりと把握して自分たちに合った暮らし方を考えてみましょう

 

*K*

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